Thinking anime in 3D, interview with Yasuhiro Yoshiura – [19th Carrefour du Cinéma d’animation]

3Dで考えるアニメ、 吉浦康裕氏へのインタビュー — 19th Carrefour du Cinéma d’animation(第19回 カルフールアニメーション映画祭)

2000年代初頭、何人ものアーティストが個人製作の短編アニメを発表し、それをきっかけに商業アニメへと進出していきました。 一例として挙げられるのは新海誠氏、2002年に短編映画『ほしのこえ』を発表し、個人製作への注目が集まる一助となりました。 吉浦康裕氏もそのアーティストの一人です。90年代、若き日の吉浦康裕は、ビデオゲーム 「MYST」の広告を偶然目にし、3DCGが持つ世界観の構築の可能性に魅了されます。祖父母から贈られたPower MacとCGIソフト「Strata Studio...
Tales of Anime Production – Interview with Kôji Takeuchi [Annecy Animation Festival 2022]

アニメ制作の昔話 ー 竹内孝次のインタビュー

前回のアヌシー国際アニメーション映画祭にて私たちは良く知る顔、毎年MIFA(アニメーション国際見本市)にて数々の活動を発表する竹内孝次氏と顔を合わせる機会を得ました。私たちが竹内氏と初めて出会ったのは2017年の同祭典でのことです。竹内氏が泊まっていたホテルが私たちの滞在場所の目の前だったので、毎日シャトルバスを共にしていたのです。ある日の夕方、私たちだけがバスに乗っている中、竹内氏が話しかけてきました。そこで私たちは彼がアニメ界の伝説的なプロデューサーであることを知りました。乗車中竹内氏は宮崎駿氏や高畑勲氏との仕事の経験や、『NEM...